2011/06/07

この本が「記憶に残」りません...

『すべては記憶に残るサービスのために』金井豊
[5/108]Library
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆

数年前から気になっていた本で、「ほしいものリスト」に入れてから随分と時間が経ってしまった。仕事としてももちろん、消費者としても「美容業界」って接点(も興味も)ないんだけど、タイトルがふるってるじゃないですか!通信販売といえど、「サービス」が差別化要因になっている時代(サービス「だけ」、という時代も迫っている)に、ヒントになることは必ずあるはず。異業種であっても第一人者の話に触れるのは貴重な体験だもんね。
ヘアサロン「RITZ」を営む著者の理念は、「技術」「センス」そして、「対人関係能力」。特にこの最後の「条件」を付け加えたのが眼力です。確かに言われてみれば、「技術」「センス」を持った者が、「接客」をする世界、あまり他にないかもしれない。受付の対応や、技術向上のための社内での勉強会、技術だけではなくヒトとして一回り大きくなるための知識の増強、お客様との「1対1対応」。どれも学ぶところは多いです。そしてその、一見短期的な利益には結びつかないかもしれないことをじっくりと、チームのみんなにジワジワと浸透させていったリーダーシップ。書かれていない努力や我慢もされたことと思います。素敵です。かっこいいですねー。
ただ...美容業界では珍しい(かった?)のだとは思いますが、これらは「誇りにしたい会社」では、結構やっている話であったりする。業種は違えど、真剣にお客様に向き合っている会社、経営者、スタッフがいることにすでに感動してしまっている自分には、それ以上のものは見いだせなかった。この手の本にありがちだけど、どうしても著者自身のプロフィール、お店の紹介にも見えてしまう部分はある(これはどちらかといえば読み手の問題かも、だけど)し、業界の特性上、「技術」「センス」の比重が大木のかなあって感じも否めない。
自分のところを棚に上げて、言うのも恥ずかしいのだけれど、「お客さまへ視点が向いている『正しい』会社」のひとつ、という印象にすぎませんでした。7年前の本なので、この時点からこの精神を続けていらっしゃれば、さらに素敵な場所になっていることと存じます。確かに「ブランディング」=価値を伝え続ける、って大事だよね。それを「再確認」させてもらいました。

【ことば】...これからのリッツがより一層アウトプットしていくものは、お客様の「目に見えないもの」だ。

「目に見えないもの」=サービスをする側の、夢、目的、思想、ライフスタイル(?)ってこと。この意識って大事かもしれない。お客様との位置関係が「上下」から「左右」になっている今、必要なことはこちら側の「正直な」姿、なのかも。


すべては記憶に残るサービスのために―最先端ヘアサロン「RITZ」がなにをやっているか

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