2009/10/31


[伝える力](120/BookOff)

Amazon ★★★★
K-amason ★★★★

読みやすい、わかりやすい。題名どおり、著者の言いたいことは「伝わって」きた。池上さんの本は2冊目で、前に読んだものがよかったが、今回も期待値よりも高かった。
ここに書かれている考え方やヒントは、どれも基本的なことで目新しくはないかもしれない。けど、それが本当にできているのか、はかなり怪しい。少しだけ意識していないと「伝える力」は身についていかない。
具体的なヒント、例えば「接続詞をなるべく使わない」「活字コラム等の要約をしてみる」といった習得法もやってみる価値はあるかもしれないけど、「自分が十分に理解していないことは『伝える』ことはできない」という話はかなり真実をついているかと思った。自分の理解に不安があれば当然に「伝える」ことはできないだろう。(日銀って何?とかいう具体例で本書では紹介されていたが、この事例もまたわかりやすい)
もっと具体的な、
・接続詞を使わないで(順接の「が」など)話す、書く
・絵文字を使わない
・上質のインプットをする(読書等)
・文書力のアップのためにブログを書く、音読する。
など、はじめようと思えば、すぐはじめられることが多く、それが池上さんの本の特徴かと思う。
紹介されていたことの少しだけでも始めてみようと思う。
基本のtipsが多いのだが、池上さんの人柄がこの本から「伝わって」くるから興味深く読めるのだろう。同じ内容でも別の人だったらまた違うのかもしれないね。



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