[バレンタイン監督の人材活用術](117/BookOff)
Amazon ★
K-amazon ★★★
千葉に引っ越して17年。以来ずーっとマリーンズを応援してきた私にとって、「日本一」という夢を実現してくれたバレンタイン監督はまさに「ヒーロー」である。この本は、その「優勝」前に書かれたもので、当時それに向けて快進撃を続けていたチームの人気上昇にあやかって出されたものかと思う。
バレンタイン監督のチームマネジメントを通じて、それをビジネスの現場でどう活かしていくか...というストーリーである。
が、所謂「チームマネジメント本」として、その内容に価値を見出すことはできない。
また、監督の素晴らしさを前面に詳細に記述したものでもない。
そもそも、その手法に無理があるような気がする。野球は野球として、それを無理やりビジネス現場に結び付けるよりは、彼のやり方を取材等を通じて、そのまま伝えることによって、読む方がそこから何かを見出していけばよい話ではある。
とはいえ、彼の「人身掌握術」には、やはり参考になるところはある。やっぱりバレンタインが好きだから。千葉ロッテが好きだから。旧来の体制を「変える」努力を惜しまない球団運営にも「リスペクト」する部分は多い。たまにはこんな「軽い」読み物もいいか...そんな感じで。
若干「誤字脱字」が目立つのが気になるなあ。日本一になるまで待ってから出した方がよかったとも思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿