2009/10/22


[悩む力](114/BookOff)

Amazon ★★★
K-amazon ★★

タイトルに惹かれたのと、BookOffで「特別」棚にあったから...っていう積極的ではない理由で手に取ったから、なのかもしれないけど、私レベルでは理解できない難しさで...
のっけから「自我とは?」という哲学的な話で面食らってしまい、その後は多少は理解できる内容ながら、著者がこの本で言いたいこと、伝えたいことが、ほぼ理解できずに終わってしまった。
途中に何度かでてくる、「自由が増えたが故に、見えなくなっているものがある」ということは概念的にはわかる。が、その環境の中でどのように考えていくべきなのか、そのヒントが欲しかったなあ。全体的に「暗い」イメージで流れていて、「『悩む力』を持って、閉塞的(に感じられる)今の環境を打開していこう!」という前向きな感情は持つに至らず、なんとなくは「こういう時代背景だからさー」だけで終わってしまったような感じが。
新刊の頃は知らなかったんだけど、売れたらしいですね。それが理解できないのは、多分、この本のせいではなくて、私のレベルがそこまで達していない、ということかも。ただ、1冊の中で1点だけでも、前向きになれる点、明日から実行してみようと思う点、などを見つけたい、と思って本を読んでいる私にとって、その1冊から何も見出せなかったのはツラいなあ。「悩」んじゃいます...

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