2009/11/26


[キラークエスチョン](136/Amazon)

Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

書評ブログでも★が多く、新刊ベストセラーでも上位にランクされている本。どうもそういうのって(自分にとっては)はまらないケースが多い。(余談だけどそれなりに本を読んできてAMAZONをほぼ毎日見ていて、そこから学んだことは「レビューに踊らされないこと」。)
そして、「質問力」系は以前にも別の本を読んだけど、どうにもつまらない。質問スキル自体に問題があるのか、質問力は優れていてもそれを文書にするとわかりにくくなるのか、あるいは自分の問題か...

ってイメージで前半は進む。「結局これもダメか...」と思いながら、終盤に巻き返し。
最後の方って、「早く読み終わって次の本を読み始めたい」って気持ちが強くなるので大抵の場合はアタマに入らないのだけれど、この本は例外。
それまで「こんな質問、現実的にどうよ?」ってのが大半だったのだけれど、最後まで読んで著者の「本当にいいたいこと」がわかった気がした。
ここでは「どんな質問をするとよいのか」というテクニック論ではない(前半はテクニック論だけど)。
「あくまでも相手に対するリスペクトがなければ、ただ小ざかしいだけの処世術に終わる」
そうなんだよね。そこ。そこだと思う。この一言が最終ページに書かれていたことで★ひとつ増えました。
そして何より
「人がどうなろうが自分には関係ない、と思っている人が、幸福な人生を送れるだろうか。疑問である」
タイトルの「キラークエスチョン」とは別軸なように見えるけど、これって本質。どんなにテクニックに優れた「キラークエスチョン」を使ったところで、相手に関心がないと、それは見透かされ、うわすべりするだろう。
テクニックは学べなかったけど、マインドは得た。「導入部分」が長~い本だった、ということ。

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