2009/11/25


[捨てる技術](135/BookOff)

Amazon ★★★
K-amazon ★★★★

気がつくと机の上が、自分の部屋が書類、本の山になっている...たまに気になって一機に片付けるのだが、そのうち...何度自己嫌悪に陥ったかしれない。そんな自分の目に入ってきたタイトル。迷わず買ってしまった。書かれたのが2000年でもう9年前(!)ということもあり、PCの記憶メディアが「フロッピーディスク」だったり、ネットオークションが「これから期待」とあったり、という時代を感じさせるものはあったけど、基本著者の言いたいとは伝わってきた。

捨てるルール、「一定期間を過ぎたものは捨てる」「一定量を超えたものは捨てる」等を徹底する。
捨てる習慣を身につける、「自分のデスクなど、小さなエリアで『絶対にモノを置かない』ことをやってみる」

等々、今からできるヒントが結構あった。

本書にも書かれていたけど、「まだ使えるモノを捨てるのは悪である」とまではいかなくても「抵抗がある」タイプであり、「もったいないおばけ」がでそうで使えるのに捨てるのは正直抵抗はある。が、この本の主旨は「使えるものを割り切って捨てる」ことではなく、「捨てる習慣を身につけることで、モノを買うときの意識を改善する」ということ。これは大事なことだと思う。まずは現状把握。捨てられないから溜まる、溜まって必要なものが見つからない、んで新たに取得する、という実は非常に無駄なこと(地球に優しくないし、時間ロスも実は大きい)を改善していかねば。それができてきたらきっと取得する方法も意識的になる。はずだ。とくに「できない」タイプの自分であるから(その自意識は、ある)、意識してやっていこう。

Amazonの書評は、極端に賛否両論。整理する意識の差異、または既に「捨てる技術」を持っているかどうか、によって分かれるんだろうね。自分にとっては結構よかったです。ビジネス本ではないけど、ヒントは多数あり。

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