2009/11/15


[断る力](129/BookOff)

Amazon ★★★
K-amazon ★★

(特に最近の)「勝間本」に共通して言えることだが、正直言って、彼女が何を言いたいのか伝わってこない。「断る力」を身につける=「自分を強く持つ」ということらしいが、はっきり言って読むのが辛くなってくるほどわかりにくい。文書が流れていない。少なくとも「伝える力」はここには存在していないようだ。
おそらく著作依頼がたくさんきているのだろう。その元ネタが限られているので、それを(むりくり)ふくらまそうとして文書がわかりにくくなっているような気がする。少し著作を「断る力」を身につけられてはどうでしょうか。


途中から、というか最初から「いつ(読むのを)ギブアップしようか」ということだけを考えていたので、ここから得たものはあまりない。文書の本筋とはずれるのかもしれないが、次の二つの(対照とされる)考え方、それだけ面白かったので、記載しておく。
「リスク・ミニマイズ(最小化)戦略」と「リターン・マキシマイズ(最大化)戦略」
前者の例として、福田元首相、後者の例としては、小泉元首相をあげているが、これはどっちが正解、ということはないのだろう。この本では今の時代、環境として「リターン・マキシマイズ戦略」をとらねば、ということになっているが、これは今自分が抱えている目の前の課題によっても変わってくるだろう。ただ「積極的に変えようとしないかぎり大きな波はできない」というのは身をもって感じるところ。少しだけこれは(再)意識させてもらったかな。ここがあったので★は二つで。

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