[きっと勝つマーケティング](126/BookOff)
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★
従来の広告手法(特に「マス」といわれるもの)に関する環境が大きく変わってきていることは、まさにその環境の中心付近にいるものとして「体感」していること。本書でも書かれていたが「クリエイティブ」の発想が、これまでの「制作」にとどまっている限り、それは衰退する一方であることは間違いない。また、どんなにスペシャルなクリエイティブ(制作物)であっても、それが企業発信の「セールス」である限り、既に顧客には届かないメッセージとなっていることを改めて認識した(そう考えていることが間違いではないことを確認できた)。
さて、それでは今後どうするか、である。本書は、どちらかというと、「そういうふうにそもそもの発想を変えなくてはもう置いてかれてしまうよ」という側面で書かれており、当然ながらその手法については詳しくは触れられていない。もちろん、ここは自分で自分たちの置かれた環境を見定めて考えなくてはならない。
前半部分は、「そうだよなあ。考え方を切り替えなくちゃ(やっぱり)いけないんだよなあ」という興味で読み進めていたが、後半は、「で、自分は何から手をつけるべきなのだろうか」って、自分のことに置き換えてなかなか読むスピードが上がらなかった。
まさに「今の課題」にドンピシャの内容であり、(古本屋で出会った)このタイミングに感謝。
考え方のベースはもうOK。あとは「実行」のみだね。
本書の「キットカット」の成功例は、従来の枠組みを飛び越えて、Web上でのショートムービー(商品を一切出さない)とか、卒業式のサプライズライブとか、結構スケールのでかいこと。そこに「コスト」が全く触れられていない(敢えて、かもしれないけど)が、現実自分たちが取り組むときには、当然避けて通れない「壁」である。身の丈にあった、(少しだけ背伸びした)Goodなアイデアを生み出したい。さあ、今日もがんばろう。
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