[不動心](122/BookOff)
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K-amazon ★★★★
NY松井秀喜の本。以前誰かが会社の朝礼で紹介してたっけ。個人的には「マツイ」という選手に心酔しいているわけではない。根が巨人嫌いなもので、そこの「関係者」というだけであまり好きではなかったりする。それとは別に、メジャーで活躍する日本人選手、という枠で見ても、すごいんだけどイチローほどではなかたりして、どこから北陸の朴訥さが残っていたり...
んで、評判も高かったけど、読んでみて、素直に、「松井秀喜」のプロ意識、人間的な大きさ、を感じたね。真剣。とにかく真剣に取り組んでますね。みんなそうかもしれないけど、その真剣さのレベルが違う気がする。
・「骨折してよかった、と言えるようになりたい」つまり、怪我をしたことを後悔せず、それによって過度に凹まず、それをプラスに転じようと考える前向きな姿勢(これってそうできることじゃないと思う。)
・「コントロールできないことは関知しない」(ポジションを奪われるかもしれない選手がトレードでやってきたことについて)どう考えたところでどうにかなるようなことではないので、考えないようにする、つまり自分ができることを最大限アプトプットできるような状態にすることに集中する。
これだって、そうそうできる話ではない。
んで、ここから「マツイ」である所以が、(これは本書で特別に書かれてはいないけど)、
・感謝の気持ちを忘れない。
というところかと思う。厳しいアドバイスを受け続けた長島監督への感謝、そして両親への感謝が惜しみなく書かれている。これって、30代半ばの男がそうそう書けるものではない。えらいよ、マツイはすごいね。
ダメになりそうなときも、できうる限りのことを準備する。その状況で出せる自分を全部出すこと「だけ」を考える。言うは簡単、でも実行は...って言ってる場合じゃない。マツイは骨折した年にこれを書いていると思うのだが、(それだけにその辺の記述は生生しかったりする)おそらく「試合に出られない」苦痛は並大抵のものではないだろうと思う。そんなときでも準備を怠らず、できることに集中し...
...この本を読んできるとき、NYマツイは、ワールドシリーズでホームランを打った。プロだよ。すごいね。
かっこいいね
負けられない。「マツイ」にはなれないけど、近づくことはできる。きっと。
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