『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』マーカス・バッキンガム/ドナルド・O・クリフトン
[15/64]Bookoff
Amazon ★★★★
K-amazon ★
「強み」(=才能)に焦点を絞って、そこを最大化する-これってどこかで聞いた話。そうそう、今の事業で「既存の顧客層を強化するのか、新規の顧客層を狙っていくのか」という問いに対して某コンサルの答えがまさにこれだった。すごくシンプルだけど「はっきり」していること。それ以降はこの考え方はブラさずにいるんだけど、つまりこれは仕事の進め方だけではなく当然に「個人」にもあてはまるってこと。
才能とは?「無意識に繰り返される思考・感情・行動パターンであり、何かを生み出す力」、まずはこれを見出すことから始まる。というかこれを見出すところまで、というのが本書の内容。実際にはWEB上の「strength finder」なるツールを使用して、自分の「才能」を5つピックアップする。それを自覚した上で、どうやって仕事を進めていくのか...ツールありき、の内容なので、これがないとつらい。実際にはこの本を中古で購入したこともあり、そのツールは使えず。さらに英語Verなのでかなりハードルが高く...
で、34に分かれたタイプごとの「内容」と「(その才能の)使い方」が解説されているんだけど、ツールが使えないので、とりあえず34タイプ全部読むしかない...「自分はこれじゃないかな」というタイプ解説は「うんうん」と読めるけど、実際にそれが「才能」なのかわからん。34タイプも読んでいると、なんだか単なる「心理テスト」みたいに思えてきてしまう...で、今度は「他者」がどういう才能をもっているかということに対してその人をどう使っていくか、という「解説」がまた34。
「解説書」的な読み方をした(せざるを得なかった)けれども、「強みを活かす」というポイントは自分の中で強化された。それが「才能」であろうとなかろうと、これは進むべき道であると確信。「弱み」を克服することは必要ではあるけれども、「強み」を活かすことで解決できることもあるし、そもそも「補填」の域を超えない、という可能性もあるし。なにより「強み」をベースに話をすすめていくと、ネガティブな表現がでてこない、このことが大事なのかも。読んでいて(仮に内容を100%理解しなくても)気持ちのよいものである。
古本の限界値を見た気がする。実際に自分の「才能」が(ツールを使って)見出せれば、めちゃ面白いのかもしれない。つまりは自分には「計画性」という才能は無い、ということか...
0 件のコメント:
コメントを投稿