『コーヒーとサンドイッチの法則』竹内正浩
[13/62]Library
Amazon ★★★★
K-amazon ★★
魅力的なタイトル、「忙しいのに儲からない。その理由は...」これまた魅力的な書き出し。AMAZONのレビューの高さが感じられる...期待大!っていう感じで始まり、あれ?終わりか...で終わった。
ヒルトン、帝国ホテルが実は我々がイメージしている客室貸し、だけで儲けているわけではない、とか、BMW、ベンツはじめとして、商品ラインナップがなぜ設定されているのか、とか、他にも事例を含めてわかりやすく読みやすく書かれている。けど、何か物足りなさを感じていたが...書かれているのは「それはこういう理論であるから」ということどまりで、そこから何をヒントとして得られるか、自分の環境にどう置き換えられるのか、というところが想起しにくい。前述の商品構成とかその辺はある程度「知ってる」という中で、この本によって始めて知った、理解できた、ということが少ないから、この本を読むことで得たものではないから、なのだろうと思う。それをどう考えたらよいのか...まあ、後は自分で考えなさい、というのが本来であるとは思うんだけど、仮に自分と違う考え方であったとしても、著者なりの「見方」というものがあると「気づき」も多くなったりするんだけどね。
全体の流れとして、強烈に印象に残ったものがなく、全編にわたり前述のような「こういう理論なんです」という空気。けして読んでいて気分は悪くないんだけど、気持ちよくもない。
ただひとつ「キャッシュフロー」については、結構クリアな感じがした。以前簿記系の勉強をしていた際に、この「キャッシュフロー」という考え方が非常に苦手だった。その点がクリアになったことは、この本を読んだ価値。本筋とは違う部分かもしれないけど、「休眠しているリソースを活かす『範囲の経済戦略』」ってところでしょうか...
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