2010/04/05

ゆるい。けどヒントはある。


『なぜあの人は楽しそうに働くのか』中越裕史
[3/52]BookOff
Amazon ★★★★★
K-amazon ★★★

「本当に自分が好きなことを仕事にする」「やりがいのある仕事を見つける」
理想ですね。これをあきらめるのか、あくまでも求めていくのか、ある領域の中で見出していくのか...結構難しいポイントだと思う。「本当に自分の好きなこと」であれば、それに打ち込むことは楽しいし、楽しければ「結果」がついてくる、という流れは作れる。もちろんそう簡単にはいかないけども、それを求めていく流れの中で壁に当たったときに読むとすごく勇気をくれる、そんな感じ。幸か不幸か、今自分にはそれほど強い思いはないので、若干「他人事」のように客観的に読んでしまった。どちらかといえば、「壁」に当たったときに、あきらめるんじゃなくて、無理しなくていいからがんばろう!みたいなニュアンスに感じる。
自分はどちらかといえば、もがき苦しんでいく中で今の環境にたどり着いた、というイメージ。それが良かったのかどうかわからないけど、今この場で方向変換をする強い意志は正直ない。それよりも、今の環境の中で、(自分の思い描く)最高値をどうだしていくのか、それを「目標」にしている。
傍目から見て、(書名にあるような)「楽しそうに」見えるかどうかはわからない。楽しそうに「見える」ようになりたいとは思う。いくら「厳し」くても。それが「プロ」という自意識、固定観念があるんだけどね。
大きく俯瞰してみてみると、多少なりとも「満点」から欠ける部分がある場合は、それを埋めるべく「変化」を作る、ということが大事だよー、と説いている、という読み方をした。それでよいのかどうか著者の伝えたかったメッセージを適切に受け止めているのかは不明だけど、自分にとってはそういう見方が「今」一番響くし、「変化」を求めていることは紛れもない事実だ。そして「楽しく」仕事をすること。これの重要性も今まで以上、強く感じている。そのためには自分が「楽しく」なくちゃ。そうつながるわけで...
心理カウンセラーという立場から、読んでいて「気持ちの良い」本であったことは間違いない。私にとっては「刺激」は強くなかったけれど、自分を見直してみる気持ちにはなった。棚卸し。どこかで必要になるんだろうね。
AMAZONの書評で誰かが書いていた「読んだ後、じわじわ効いてくる」。そんな感じです。

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