『なぜ、人は「餃子の王将」の行列に並ぶのか』野地秩嘉②
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K-amazon ★★★
昔から知っている「餃子の王将」という名前を最近いろいろな方面から耳にすることが多くなっている。「行列」ができていることは知らなかったけれど、その好調な業績ということも、また味の評判ということも。
店の名前は知っているけれども個人的にはファンでもないし、正直行ったことは少ない。おそらく何度か行った...という曖昧な記憶だけしかなく、この5年は少なくとも行っていないかも。
大東社長のインタビューから、この店が徹底して顧客視点の考えだったりするのは「さすが」と思いつつも、これって他の企業もそう変わらないと思う(どこまで徹底しているか、というのはあるけど)。「気づき」としては店長が店で料理をすること、そして彼らは徹底して「数字」(P/L)を身につけていること、これらをもって「現場力」と著者が表現しているものがあるんだなあ、というところ。これは想像しなかった。飲食チェーンの現場店長って、高いレベルをそれほど厳しく求められているわけではないのだろうと...勝手な想像なんだけどね。
さて本のタイトルにもある「なぜ?」なんだけど、自分があまり行っていない身分なので臨場感はないけれど、おそらく、「安定感」「バランス」なんではないかと思う。値段、味。これらが飛びぬけている、というわけではないけど(これ主観。あくまでも)、店に入って「失敗する」「後悔する」心配が無いんじゃないかなあ。ファミリーレストランよりは多少「マニア」っぽいのでそこに刺激されることもあるかも。本の中でも誰かタレントが発言していたけど、店に入る「ハードルの低さ」が一因だよね。でもそれって結構考え抜かれた結果であって、単に「チープ感」ではない。このあたりの「奥ゆかしさ」つまり「がんばってる感の押し付け」がない、というのもポイントかも。
本を読み進めていくうちに、その手法も気になっていたが、それよりも定番メニューの「焼き飯」が気になってきた。炒飯のおいしい店は実はあまりなくって...近所の「王将」に行ってみたい。そんな気になった。
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