『ゴールデンルールとブラックルール』舛田光洋
[16/65]AMAZON
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K-amazon ★★★
最近(無意識なんだけど)良く出てくる「引き寄せの法則」本。「愛される人」と「愛されたい人」の違い。愛が欲しければ愛すればいい。認められたかったら認めてあげればいい。シンプルです。この本で説いているのはこの部分だけ。それはそれでわかりやすい。ブレてない。けど広がりもない。それから「うまくいっていないのは(著者の経験も含めて)「ブラックルール」に乗っかっているからで、それを自覚しつつ「ゴールデンルール」に乗り換える、といった、「ブラックルール」が最初に来るあたりが、「ヨウモノ」の100%ポジティブな書き方と異なっていて、どちらかといえば「ブラックルール」から抜け出す方法、に偏りがある感じ。それに対して、「ゴールデンルール」に乗り続ける方法、に対しては相対的に記述が少ない気がする...
読む順番を誤った感はあって、この本の内容に対して否定するものは何もないけれども、直近でわりとこの類を読んで(特に「陽気なヨウモノ」を)きているので、これ自体のインパクトが少ない。商売でいえば、お客さまが楽しむ、それにはそれに携わる従業員が楽しむ、それには自分が楽しまなければならない。この「逆引き」は確かにそうだと考えているんだけど、それを改めて最初っから読んだ、それ以上でもそれ以下でもない、という感じがするなあ。
あっさり読めるのは悪いことではないし、特別響かなかったのは私の「順番」のせいだと思うので、この手の本に染まっていない人には響くんだろう、と思う。個人的にはむしろ著者の本業である「そうじ力」を読んで見たいと思ったりした。