『空気のトリセツ』指南役②
[14]Library
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K-amazon ★★★
一般的「レベル」までになった、『KY』という言葉があるが、その「空気」について書かれた本。所謂「ビジネス本」ではなく、「コラム」的な要素が強いので、気軽に読めた。
会議における「空気」...発言のタイミング
時代の「空気」...ハヤリモノの出現するタイミング
選挙の「空気」
「KY」という言葉を使う理由
等々、いろいろな場面における「空気」を「解説」してあって、「そうそう、そうだよねー」という感想で、読後もけして悪くはないんだけど、じゃあ何が残ったか、というと...著者が本書の中で「空気」(この場合は「場の勢い」という意味)は、短時間で薄れる、という話を書いていたが、まさしくこの本を読んだこと、も薄れていってしまいそうだ。
多分その理由は、「空気」が影響を及ぼす場面についての解説は豊富、でも、その「空気」に乗る、もっといえばその「空気」を変えるにはどうすればいいのか、というポイントがないので、書いてあることを参考に、という発想が結びつきにくい。まあ、そーゆー読み方をする本ではないし、そういう視点を持つこと事態が「KY」なのかもしれないけど。
たまたま最近「トレンド」に関する講義を受けた。「トレンドは流れである」というのがポイント、とのこと。つまり「空気」も同じことなのかな。ちょっと前には「場」という言葉で表されていたのかもしれない。って言葉が変わっただけでわりとスタンダードな考え方なのかもしれないね。
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