2010/01/19

もう一度読んで見たい本


『3週間続ければ一生が変わる』ロビンシャーマ
[11]BookOff
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★★

以前に読んだなんかの本に引用されていて記憶に残った状態で、BookOffで「出会った」本。そもそも「外人」著作に弱い自分ではあるが、タイトルにもあるように「続ける」ことを目標にトライ。

良かったです。
若干、環境の違い(通勤=車、という位置づけなど)はあるけれども、それぞれ響くフレーズはたくさんあった。共通していえるのは、
・感謝の気持ちを持ち続けること
・愛すべき人たちを愛すること
・目標に向けて努力をすること
すぐに仕事で活かせるような「直接的な」ヒントはない。けども、一生残る(残りそうな)ヒントはある。邦題からすると、テクニック論であるような印象がなくはないけれども、大げさにいえば「哲学」に近い。
最近思うこと。この本で改めて感じたこと。全ての社会活動(営利目的である今の仕事も当然に含む)は、「テクニック」と「マインド」の両立であること。これまでは「テクニック」のみでなんとかなったかもしれないけど、「マインド」つまり、「感謝の気持ちを持ち続け、貢献すること」が欠けているとこれからは成り立たない。一般的な意味での「顧客第一主義」ではないだろう。これだと、テクニックの上にマインドが乗っかっているイメージだが、これを逆に考えなくてはいけないんだろうね。というかそもそも自分が消費者である場面をイメージすれば簡単に導かれることではある。朝出社するとなぜこれを忘れてしまうのか?いけないいけない。例えば...「売上」が芳しくないとき、ついイライラしてしまう。その時点で「感謝」の気持ちはまったくアタマから消えてしまっている。他のメンバーには「注文を『1件』と思うな、『1人』と思え」といっておきながら、これ。いかんねー。常に意識せねば。この「意識すること」を3週間続ければ、「一生もん」になるのかどうかはわからないけど...
といっても、「マインド」ベースの「テクニック」付加、という構成であれば全て成功するとは限らない。「甘い」という人もいるだろう。かくいう自分もつい最近まではそういう考え方だったことを否定しない。けれども、これって大事なことだと思う。思う、ではなくて、大事。これに気づいたことが半歩前に進めた、ということであればいいんだけどね。
翻訳本は、ちょっと表現がアタマにすんなり入ってこないケースもある。実際にこの本もそういう場面が少なからずあった。でも、もう1回、時間を置いて読んで見たい本である。そして著者が引用していた本も読んで見たいと、思った。
久々に「洗われた」気がする。

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