2010/01/05

やっぱり「現場」からの話は熱い!


『3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい』寺田和正
[3]AMAZON
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★★★

サマンサタバサ...ブランド、とくにアパレル系に関しては全く無関心な私にはどれくらいのレベルなのか皆目わからない。パルコかどっかで見たことがあるような気がするが、「日本発」ブランドとはしらなかった。その社長の本。尊敬するI氏の紹介で、紹介を受けた忘年会の席で注文した本。期待大。

分野は違うし、著者が置かれていた環境とも違うけど、ものすごく面白かった。タイトルこそ、自分のあまり好きではない「~しなさい」となっているけれども、現場から距離のあるコンサルが絶対に書けないような「ライブ」感のある内容。こーゆーのはいいね。熱いね。

曰く、
「人事もパートナーも『好き嫌い』を優先する」
「自分は一所懸命なつもりでも、完全にできているわけではない」
などなど。
そして何よりも、(タイトルにもあるけど)
「勝利の方程式を見出しても、それが未来永劫続くわけではない。
それを環境に応じて、早めに変える勇気をもつこと。これによって成長が得られる」
ということ。これってできるようでできないこと。見方によっては「それって『方程式』じゃないじゃん」って思ってしまうけど、今の時代、「ピンチをチャンスに変える」ためには絶対的に必要なこと。著者が何度も説いているように、
「感じて、考えて、行動する」
これって深い。これを常に意識しなければ、と思う(読み終わったばかりで鼻息が荒い)。まずは「感じ」とること。これには自分が置かれた立場、環境の変化をタイムリーに掴み取ることが必要。そして「考える」ことは言うまでもなく、何より「行動する」こと。行動しなければ変わらない。変わらなければ成長できない。シンプルなようで、ディープ。この本ではさらっと言っているけれど、これを「さらっと」言えるのは、まさに現場で実践してきた著者だからこそ、なのだろう。英雄は苦労を表にださない、けれども著者もおそらくは私レベルでは想像できないほどの「苦労」をしてきたはず。だからこそ、言葉だけの表面的なものだけではなく、読んでいる「私レベル」にもその重みが伝わってくる。

年の初めにとても良い本を読んだ。これを自分自身の「勇気」に変えたい。
今年のテーマは「変化」だ。

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