2010/01/10

刺激を受けた。でもバイブルには...

『アイデアのつくり方』JWヤング
[6]AMAZON
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

もう20年以上の前の本ではあるが、最近も目にする機会が多く...以前読んだ『思考の整理学』と同じようなスタンス?ただし、こちらの本は加えてかなり「薄い」。本文は70ページ足らずだ。この中に、なんらか見出せる「価値」はあるのだろうか...
訳者あとがきで触れられていたように、原文もわかりにくいのであろう。そして訳文もけしてわかりやすくはない。量としては少ない内容ながらすらすらと読むにはちょっと辛いところもあり(英訳にありがちな「~しない限りはそれを得ることはできないだろう」などの否定をいくつも含む文があったりする)、別の方の「解説」がわざわざ用意されていたり(分量として本文の30%近くの「解説文」っていったい...)。
でもさすがにアイデアのヒントはあった。ん?「アイデアを作り出す方法をみつけるアイデアのヒント」があった。ややこしい。
端的にいうと、「アイデアは組み合わせである」と。どんな組み合わせかというと、「一般」情報と「特殊情報」のそれであり、それを取得するための努力と、その情報量がつまりは原資、アイデアを生み出すためのオオモトである、ということ。当たり前かもしれないけど、その当たり前ができていないことのほうが多かったりするし、それがアイデアというアウトプットの量、質にかかわってくる、というのを再認識できた。
そして...アイデアをつくりだす過程で「醸成する」、つまり考え抜いた後、一旦ほかのことを考えるなど、つまり「寝かせる」ことにも触れている。これって『思考の整理学』に書かれていたことと符合する。そっか...このフローで抜群のアイデアを産み出した経験はまだ無い。でもそこまで考え抜いてあとは熟成、というレベルに早くもって行きたい。努力するのみだ。

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