『深層心理で売る技術』内藤誼人②
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「モノが売れない時代」において、「心理学」に興味を持つのは自然な流れか。自分も消費者行動についてはモノすごく関心があって、広告だけでなくお客様とのコミュニケーションにおいてもそれが不可欠であると認識している。それは不可欠であろうと思うが、じゃあどうしたらよいのだろう。ここでいつも躓いてしまう。
そのようにもがいている中で少しでもヒントになれば、と思ったが、この本においては「それ(「購買心理学」)が大事だ、よ~く考えるべし」というレベルでとどまってしまっている。自分にとっては「そこまでは理解できているんだけどなあ」という物足りなさを感じてしまったが、故に、読みやすかった。すらすら。
『思考の整理学』でいえば、これは「既に知っている知識の再確認」の為の読書、にすぎないのだろう。けども少しは役立ったかな。少なくとも「そうそう、そうだよね」って、普段考えていることが方向性として誤っていないことがわかっただけでもいいかと。
再認識、はできたけど「次」に進むにはどうしたらよいのだろう。「あとがき」にも書かれていたけど、著者は心理学者でありマーケティングは専門外。少し考えてみれば、「深層心理で売る技術」というわりには「驚き」がなく、「へぇ~」が少なかった。まあ、「とっかかり」だね、あくまでも。
同じ著者の本は以前『レジ待ちの行列~』を読んだけど、それに比べればダンゼンよい。ただ、消費者、顧客の購入行動の心理をおおまか一般的に述べているんだけど、既に5年以上前に書かれていることもあり、ここからの5年間でもさらにその「行動心理」は大きく変わっているんだろうなあっていうのが実感。なのであくまで参考として読んだ。時代の速度は速いね。
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