[餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?](103/BookOff)
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★
ちょっと前に読んだ「さおだけ屋」と、カテゴリー(会計学の入門書)がダブるのは偶然。単に「どこかで見た記憶のある」タイトルに惹かれて読んでみた。
突然社長になった女性と、会計士の「ストーリー」で、社長が会計と、それを基にした経営手法を身に着けていく、というもの。以前に(といっても4,5年前だけど)簿記の基礎から勉強したことがあり、用語くらいはなんとかわかるレベルで読んでみて、「簡単に理解できる」という内容ではない。タイトルからしても「初心者」向けに書かれているようであるが、ストーリー自体があまり面白くないのはともかく、結局は「易しくない」内容だと思う。ただ、一般の入門書よりはとっかかりやすく、また、会計の必要性を「会計学」ではなくて「経営」という視点で捉えるべき、という主題は共感できる。
おそらくは、世にある「マンガで理解する入門書」と、専門的なそれとの中間を狙ったのか...でもなんか中途半端な印象。会計学をこれから学ぼうとする人はこれを読んだとしても、改めて「入門書」を最初から読む必要あり。表紙にも書かれている『読むだけで「経営に必要な会計センス」が身につく本』というレベルではよいかもしれない。
タイトルが非常に魅力的な分、内容が「んん?」って感じに思えちゃう。って以前にも感じた本は何冊もあったけど。少なくとも自分自身、「も1回会計の勉強をしてみようかなあ」という動機付けにはならず...(そんな期待もなかったけど)
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