[千円札は拾うな。](94/BookOff)
AMAZON ★★★
K-amazon ★
タイトルは印象的。出たばかりの頃(か?)多分新聞広告か何かで見て、少しだけ気になっていた。
出だしは、「どこにでもあるような...」、途中からは「それ、違うでしょ!」っていうのが増えてきて、後半になって「こんな人がやっている会社、大丈夫かいな?」になって、読後は「読まなければよかった...」に。
人材系のコンサルをやっているらしいが、この考え方でいい仕事が、(この本に書かれているような)「成長」できる仕事が果たしてできるのか?
著者は自分の子供に、「おいしくないものは食べなくてよい」という教育をしているという。それによって「評価」する基準づくりができる人間になるために。また著者自身が、「電車は嫌い」という理由で移動はタクシーを使っていると書かれている。
「嫌いだから」「いやだから」それを避けて生きていっていいのだろうか。好きなことだけやっていればそれでいいのだろうか。やらなっくてはいけないことは、好きなことばかりではなく、またそれが故に「好きなこと」が輝いていくはず。いやなことを避けていて人間的な成長ができるとは到底思えない。
この会社自体も、依頼されても「好ましくない」と思われる案件は「積極的に」断るのだそうな。断ることがまず「ありき」という考え方だそうで。
それでいいの?
まったく相容れない。
BookOffで「105円」で買ったけど、自分にはそれだけの価値も見出せなかった。
もしも新刊で買っていたら、なんとなく「幸運の壺」を買わされたような感覚になるんだろうな、って
そこまで考えてしまうほど。
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