[自分らしいキャリアのつくり方](98/AMAZON)
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K-amazon ★★★
同じ高橋俊介さんの本『キャリアショック』が素晴らしかったので、今回もかなりの「期待大」で読んでみた...が、少々期待はずれ...
「仕事ばかりしていると仕事に必要な能力が身につかない」
「辺境の仕事・辺境の組織がキャリアを強くする」
「若いうちは『ワークライフバランス』をとることではなく、「ワーク」に集中すべし」
...等々、多少なりとも「響く」ことも書いてあるんだけど、そもそも誰(どこのポジションにいる、とかいくつくらいの、とか)に向けてのメッセージが書かれているのか、非常にわかりにくい。最大公約数的な構成になっているのか、どこを読んでもあまり自分に置き換えて感情移入することができなかった。
また、44のキーフレーズごとに章立てされているんだけど、個人的にこういう構成は読みにくい。短い章で完結するパターンはそれぞれを読むのは簡易なんだけど、1冊の本を通して読む、という観点からは流れが一定でなく、「ここまで一機によんじゃいたいっ」っていう動機が生じにくい。まあ、これはあくまで「個人的」だけど。
「キャリア」がメインテーマであり、イメージは「ワーク」に比重が高いかと思っていたが、結構「ライフ」についても書かれていた。いわゆる「ワークライフバランス」っていうキーフレーズは自分として意識したことはないけど、「若い頃」のように「ワーク」比重が高い生活はやはりどっかで歪が生じそうだ。そんな意識をもたらしてくれたことは有益だったかも。
いずれにしても、若い時分は、わき目も振らず働くべし。実体験としても少しだけ理解できるこのポイントについて、この本に書かれていることを少しずつ自分の周りの「若い」人たちに伝えていきたい。彼らがこの本を読んでも理解はできないだろうけど、それが多少なりとも私のミッションかもしれない。
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