2009/09/01


[コンテキスト思考](92/AMAZON)

AMAZON ★★★★
K-amazon ★★★★

現在の仕事(通販)において、所謂「ロジカル」な視点からのアプローチに限界を感じつつあり、また実際に「ロジカルではない」ユーザーさんの声を聞く機会があったまさにこのときに読み始めた本が、これであったことに何か運命的なものを(おおげさか?)感じつつある。

「コンテンツ」(という表現を使っているが、これが故に読みづらかった...)の分析思考は、それを使って効率化はできるが、限界はあって、コンテンツが汎用的なものである以上、その効率化にたどり着くことは誰にでも可能なわけで、それが飽和状態になったときには「周りと横並び」が到達点となるだけ(「横並び」になるだけでも、ホントは大変なんだけどね)。それ以上に、周りよりも一歩先に行くには、コンテンツの裏側にある背景、前後関係や文脈といった「コンテキスト」を理解しなければならない...
って、言葉にするとすっごく難しいけど、そこにあげられていた「例」が非常に卑近であり...

==
売上が伸び悩むコンビニで、「ロジカルシンキング」により、売上が特に落ち込んでいるサラダと冷やし麺類を削減し、幕の内弁当のスペースを広げた。狙いはあたり、幕の内弁当は飛ぶように売れ、削減したサラダ、冷やし麺類を上回る回転率。が、店全体の売上は落ちた。この「改善」の結果として、来店者数の減少とサプリの売上が減少した...

顧客自身も無意識であるところの、サラダとサプリの関係性が存在するのか...
この目に見えない、数値化できない関係性を見落とすと「全体最適」が計れない危険が生じる...
==

なんとなく、「個別最適化」を求めすぎて(ロジカルに考えすぎて)、そこは最適化できても全体最適ができていない今の現状に重なる。この「見えない関係性」を見つけ出すにはどうしたらよいのだろう...
その手法については、後半にずーっと書かれているが、まずは「思考」を変えていく、考え方を「コンテキスト」にする、という「論理=ロジカル」な説明となっていて、そこから先はヒントにもならないレベルで、これは自分で自分の置かれた環境で考えていくしかない、と納得(本を読んで、読むだけでヒントが得られるなんて甘いことはないので)。その「考え方」を垣間見れただけでも結構(自分としては)前進、と考えられる。

自分が「買い物客」だった場合って、ロジカルに動かないもんね。感覚、であったり、そのときの気分であったり、個人単位では数値化できる「経済人」ではないのは、やっぱりあたりまえなんだよね。あたりまえだけど忘れていることって、そして意外に重要だったりすることって、あるんだ、と再認識。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Twitter