[人を動かす](100/AMAZON)
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「古典」的な位置づけで、初版は1936年(改訂半1981年)というから70年も前!という衝撃的な事実。なぜ「衝撃的か」というと、現在の目の前にある問題に置き換えてもまったく違和感がないから。つまりは「人を動かす」にあたっての問題解決策は70年間変わっていないってことか...
という感じで、「古さ」はまったく感じないし、これまで読んできた「現代の」自己啓発本、特に「チームビルディング」や「マネジメント」系の書物については、結局この「古典」に書いてある以上のものは見出せない、この古典を超えられていない、ってこと。多くの書評にあるように、「これ一冊で」とか「本質をついている」っていう評がまさに当てはまって、これ以外の自己啓発本は読む必要がないかもしれない。
特に新しい発見はないけれども(これが意味することは、これ以降に書かれたほかの本に同じようなことが書かれている、ということ)、つまりは、
人を(自発的に)動かすためには
・笑顔を忘れない
・人の立場に身を置く
・思いつかせる
・期待をかける
といった、「策」ではなく「信じる」ことが重要かつ唯一の道筋であり、それはビジネスだけではなく、
結婚生活においても、こどもの教育についてもまったく同じである。という極めて当たり前の「原則」論なんだけど、その当たり前を実行できているのかどうか、自分に問うてみた時に断言できるのか?自分にはできない部分がある。
読んだ瞬間から、「すぐにでも実行してみるべし!」という瞬間的なものはないけど、ジワジワくる。読んだ後に、ジワジワくるような本はそうそう出合えない。これが「名著」であり、50年以上読まれている所以なのだろう。
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