2009/06/15


[東京タワー](63/BookOff)

AMAZON ★★★★
K-amazon ★★★★★

映画化されてもいるし、原作も話題になっていたので、かなりの
「遅ればせながら」...ではあるが、読んで泣いた人、の存在も近くに
あったので、久々の「泣ける」ものかも、という気持ちで読んでみる。

...後半の1/4くらいは、かなり「まずい」。読んでるうちに泣ける泣ける。
そしてそのまま読まずにはいられない状況に。

誰が書いた、とか、真実かどうか、とか、文章力がどうとか、
まったく関係ない。
そこにあるのは、親から子への愛、そして、子から親への愛、それだけ。
それだけで充分。

「人間くささ」「暖かい血」が感じられる。それ以外に何も必要ないかも。

これを読んだことで、何かに活かそうとか、何かに気づいたとか、そういう
ことは正直ない。ないけど、なくてよいと思う。

自分が「親」の立場になった今、子に対する思い、そして、「子」としての
自分に対する「親」への思い、そんなことが頭に「自然に」思い浮かぶ。

「時」の流れに対して抗えない生物としての人間。全ての人間・生物には
母が存在する、という事実。
当たり前のことを当たり前に思い返してみた。

うん。「名作」です。

「映画」を見てみよう、とは思わないけどね。








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