2009/08/11


[不機嫌な職場](82/AMAZON)

Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

個人主義、成果主義の浸透、経費削減によるインフォーマル行事(社員旅行、運動会など)のカットにより、企業の成長の方程式、
[個人の成長x個人間のつながり]
のうち、前者は達成されたが、後者は後退している。
故の「不機嫌な職場」の増加...
う~ん、確かにそうだわなあ。社会経験が20年となった自分としては実は両方を経験しているだけにこの意味は実感としてわかる。わかるが、果たして「元」がよかったのかどうかはわからない。

社会科学とかいろいろとムズカシイことが書かれているが、結局はTOPのヒトトナリ、なのかなあ。
ここでいうTOPは社長とは限らない、部署のHEADということでもある。

当たり前だけどできていない、という点で、「感謝」の気持ちをもつこと、持つだけではだめでそれを表すことが、まずは第1歩だという点。これは確かにそうだろうと思う。考えてみれば、自分も20代の頃に当時の上司から「お手柄」とほめられたことを今も覚えていたりするわけで。
読んでいく中で、またまた「ここまでしないとだめなのかよ...」という考えがでてきたが、とりあえずそれは封印。ワクワク、いきいきという職場に、というのはまあ、時間も労力も我慢できるか自身ないけど、少なくとも楽しくないよりは楽しいほうが圧倒的によい。「楽しさ」を履き違えるヒトは少なくないけどね。

成功している会社の取り組み事例として、今の業務の中でも付き合いのあるC社が取り上げられていた。確かに読む限りでは「すんばらしい」会社だと思う。が、私が接する担当者からはそんな空気を一切感じたことがない。逆にあまりいい会社であるというイメージはない。これは何を意味する?第三者的に「すんばらしい」と思われていて、一部の社員が同調していたとしても、つまりはそれに乗れないヒトも少なからず存在する、ってことじゃ?

全体的には、わざと難しく書いているような感じがして、読みやすくはなかった。
書いてあることの一部を「いいところどり」するのが一番よい。

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