2010/11/28

「もしドラ」よりも「いつデブ」だなあ



『いつまでもデブと思うなよ』岡田斗司夫
[20/206]BookOff
AMAZON ★★★★☆
K-amazon ★★★★☆

そう、ダイエット本です。でもおそらくはそのダイエット法以上にこの本が話題になってましたよね。自分もダイエットの手法はしりませんでした。基本的にはその手法を紹介した指導書ですが、でもそれだけではない。「ふとっている」よりも「やせている」方がよいのは、経済活動の中でのメリットもあるが、なにより「時代」がそういう流れであり、「やせている」方が圧倒的に有利な世の中において、それを目指すメリットから導入。確かに著者のいう「見た目第一」の流れは確かにあるわなあ。「ヒトは外見よりも中身」という言葉はもちろん生きているけれども、その「現実味」が薄れてきているように思われます。これは何かの指標というよりも実感値として。というか、実際にそう考えた方がしっくりくるような事例も多々あるしね。そんな中で不幸にも「やせていない」ヒトはどのように「やせる」のか。その手法は一つだけ=記録をつけることである、というのが本書の筋。これだけである。シンプルだけど実は深い。それゆえに「本が」話題になったんだろうけれども。つまり記録を「継続」することで意識が変わる。究極には意識が行動を規定する、つまり小食やカロリー意識、等が「あたりまえ」になる状態を「最終ゴール」としている。
つまり。「継続」と「意識」そして「習慣」なんだね。「無理をしない」をひとつのキーワードにしているけれども、やはりゴールを目標としての「努力」はあってしかるべきで、著者の成功例としては「努力」は前提なんだろうね。
自分はそれほど深刻に「ダイエット」を必要とはしていないけれども、この考え方には深く共鳴します。これって何かの目標達成(長期の)には理想的なフローなんじゃないかな。直接的に、ではないけれども、ヒントになる部分はあると思うなあ。「時間管理」なんてのにも使えそう。大原則としては「自分でコントロールできる状態」にあること、これである。著者が最後に書かれているように、「毎日」今日の気持ち、今日の問題、これを記録することから始めてみる。開始!



いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

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