2009/07/31


[「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人](79/BookOff)

AMAZON ★★★★
K-amazon ★★

う~ん...読んでいて全く頭に入らず...
単なる「できる人」と、それ以上の「伸ばす人」を事例を使いながら対比させて...という書き方なんだけど、とてもわかりにくい。
これがアタマに入らないってことは、私は「できない人」なのか...

全体的に、「伸ばす」ためには、きっかけだけでなく、その後もずーっとフォローアップするべし、ということ(だと思う)なんでけど、そもそも「伸ばす」のにそんなに手厚く、言ってしまえば「甘やかして」いいのだろうか?
というのが正直な感想。

この手の「チームビルディング」の本によくあるんだけど、上司が部下を
「育てる」って、そんなに「手取り足取り」なんだろうか?そんなに手をかけないと
「育」たない人材に上司の時間を使うべきなの?っていつも考えてしまう。

「背中を見て育つ」ってことが基本的にはありえないことは経験から学んだ。
でも、自分がもし多少なりとも、今「できる人」であるとするならば、そのように
育ててくれた人はいったい誰?「この人になりたい」と思ったひとはいるし、
それなりの「薫陶」はうけてきた人もいる。けど、そこから学んだのは自分の
スタンスだったような気がする(けしてうぬぼれではなく)。

今だって、自分は「伸ばす人」ではないけれども、実際に「伸びている」人は
いるわけで、彼らは私のおかげで「伸びた」わけではなく、自分から「伸びよう」と
した人だ。だって「伸びてない」人もいるわけだし。

今の時代、自ら「伸びたい」という気持ちがない以上は伸びないのではないかなあ。
その気持ちを見つけて、気づかせてあげることが一番重要な気がする。

ただひとつこの本から学んだことは、
「伸びる」過程において、第一段階をクリアしてもけして油断すべからず。
必ず「継続の壁」が来る、ってこと。
「この人は何かに気づいた。もっと伸びる」と思っても、その状態が継続するためには
またひとつ壁があるってこと。
これは「コロンブスの卵」だったかも。一旦光が見えて、「もう大丈夫だろう」と思っても
逆もどりする可能性もなくはない、ってことだよね。
言われてみれば、確かに。




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