2009/03/26

[一勝九敗](32/BookOff)
読了。これはいいです。

多くのビジネス本に「失敗すべし。次に生かすべし」旨が
あるが、これにかかれている「失敗」はまさに現場で実際に
それをどう生かしてきているか、という「生」の言葉であるので
重みが全く異なる。

特に感服したのが次の2点。

ひとつめ=スケールの大きさ。
柳井さんは「覚悟」を決めて迷うことなく、「でっかい目標」を
掲げてそれに邁進している。
「どうせやるなら世界一」
というスケールがすごい。現状の自分に置き換えてみると、
今やっているECの市場で
「日本のTOP100に入りたい」
という目標設定をしている(これでも自分では「でっかい」つもりで
あった)が、まだまだ小さすぎる。
「AMAZONを超える」
くらいの目標設定か。設定はできるけど「覚悟」はできないかも(苦笑)

ふたつめ=自分を客観視できること。
たまたま今朝の新聞で、「長嶋、イチローは自分を客観的に評価できる」
旨の記事があった。これ、意識していないけど大事なことかもしれない。
自分としては一般的レベルよりはできているつもりだが、それをもって
柳井さんたちのように「次」に生かせるかどうか...

記述はなかったが、もちろん大変な苦労をしてきているとはいえ、
このエネルギッシュ、バイタリティ、アクティブな彼の源泉をしりたい。
モチベーションはなんなのだろう。

しばらくは、「組織論」「経営論」の類の本は読めないかもしれないなあ。

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