2010/11/30

引き寄せたのか...


『会社が嫌になったら読む本』楠木新
[21/207]BookOff
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★★★

通常は「先入先出」で、買った順に読んでいるのだが、買ってすぐに読み始めた...タイトルに刺激されたこともあるけれど、理由は説明できないが「呼んでいる」気がして...通常の自分の「書斎」である電車内では若干読みにくい(カバーをして読んでいないので)のだけれど、タイトルから想像されるのは所謂「刺激的なハウツー」本、若しくは「後ろ向きな、病的な」本だろうと思う。...非常に「まじめな」内容です。この年代に「発症」しがちな「会社本位」の生き方でよいのかどうかというアンチテーゼ。これに対応する自分自身の軸をどのように考えるのか、どういう方向に持っていくのか。単純な「スキルアップ」の本ではない。あふれている「キャリアプラン」とも違う。もちろん「うつ」に対する何かのヒントが直接的に書かれているわけでもない。著者は会社という組織にいながら、一時「離脱」された経験をお持ちでその時に考えたことや、その後の「転身者」へのインタビューを繰り返す中から何かを見つけた。「転身」という言葉を使っているのも新しいし、気持ちがよい。前向きな感じがする。大手企業でのぼりつめた方々が中心ではあるが、従来の会社本位の流れから、個人を主役に置いた生き方、数字や経営指標を追い求める姿から、他社への役立っていることを求める姿へ。そのような「転身」をされた方々は、著者のインタビューにおいては皆さん、「いい顔」をされている、という言葉が何度も出てくる。これって抽象的に見えるけれども、人間として本質だったりする。思えば、20数年前。就職にあたり父親と神保町の喫茶店で話をしたことを思い出した。その時に自分が言った言葉は「いい顔になりたい」ということだった。20年の時間は流れて、自分は「いい顔」になっているのか?なってきているのか?自問する。もしも「まだ」であっても、これからの時間だって十分にある。人生80年と考えれば折り返し地点にたどり着いたに過ぎない。前半と後半、同じ走りをすることはないし、前半を振り返りすぎても時間はなくなるだけだ。そんな前向きな気持ちになれる。
今、そういう気持ちなんだろう。故にBookoffの本棚で引き寄せられて手にとって、すぐに読み始めたのだろう。これも何かのきっかけであるはず。著者が本書で繰り返し述べている、「行動すること」。転身して「いい顔」になっている方々は、その転身においては「行動」の中できっかけを得て、行動の中から「成長」する場所を見出している。もちろん従来のものを捨てるという挫折感や、思い描いていたイメージと異なる場面など、数え上げてたらきりがないくらいだろうと思われる。でも結果として「いい顔」になっているんだ。「いい顔」になるために自分はどうすべきなのか。行動しながら決めていこう。だって「いい顔」になりたい。20年を超えて実現すべき目標なのだから。

会社が嫌いになったら読む本(日経プレミアシリーズ)

2010/11/28

「もしドラ」よりも「いつデブ」だなあ



『いつまでもデブと思うなよ』岡田斗司夫
[20/206]BookOff
AMAZON ★★★★☆
K-amazon ★★★★☆

そう、ダイエット本です。でもおそらくはそのダイエット法以上にこの本が話題になってましたよね。自分もダイエットの手法はしりませんでした。基本的にはその手法を紹介した指導書ですが、でもそれだけではない。「ふとっている」よりも「やせている」方がよいのは、経済活動の中でのメリットもあるが、なにより「時代」がそういう流れであり、「やせている」方が圧倒的に有利な世の中において、それを目指すメリットから導入。確かに著者のいう「見た目第一」の流れは確かにあるわなあ。「ヒトは外見よりも中身」という言葉はもちろん生きているけれども、その「現実味」が薄れてきているように思われます。これは何かの指標というよりも実感値として。というか、実際にそう考えた方がしっくりくるような事例も多々あるしね。そんな中で不幸にも「やせていない」ヒトはどのように「やせる」のか。その手法は一つだけ=記録をつけることである、というのが本書の筋。これだけである。シンプルだけど実は深い。それゆえに「本が」話題になったんだろうけれども。つまり記録を「継続」することで意識が変わる。究極には意識が行動を規定する、つまり小食やカロリー意識、等が「あたりまえ」になる状態を「最終ゴール」としている。
つまり。「継続」と「意識」そして「習慣」なんだね。「無理をしない」をひとつのキーワードにしているけれども、やはりゴールを目標としての「努力」はあってしかるべきで、著者の成功例としては「努力」は前提なんだろうね。
自分はそれほど深刻に「ダイエット」を必要とはしていないけれども、この考え方には深く共鳴します。これって何かの目標達成(長期の)には理想的なフローなんじゃないかな。直接的に、ではないけれども、ヒントになる部分はあると思うなあ。「時間管理」なんてのにも使えそう。大原則としては「自分でコントロールできる状態」にあること、これである。著者が最後に書かれているように、「毎日」今日の気持ち、今日の問題、これを記録することから始めてみる。開始!



いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

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