2010/12/30

この手の「時事モノ」は...

『知らないと恥をかく世界の大問題』池上彰⑤
[19/226]BookOff
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆

最近になって、よ~く見かける池上さんの本。本屋でもテレビでも、新聞でも。これまでに読んだ池上さんの本とは違って、この本は「ニュースを理解するための基礎知識」的な内容。特に「国際」ニュースを理解するための知識として、その背景、歴史、それらを池上さんの「わかりやすい」解説でおしえてくれる本である。「売れっ子」の理由は、わかりやすい解説がもちろんベースになっていると思われるが、この本も、「国際問題」という難解な、自分にとっても苦手な分野の解説を分かりやすく説明してくれる。一度読んでおくのは必要かもしれない。読んだあとからニュースの見方が変わる!...とまでは正直言えないけれども、最初っからの「拒否反応」は少なくとも回避できそうだ。
けれど、どうもこの手の内容の本は、「タイムリー」な情報が(より)有効であって、活字になった後に当然に情勢が変わることがありうるので、「ふるい」情報になることが多々あるかと思う。また、背景や歴史レベルを超えて、自分の考え方や予想を記すと、本が出た後に逆の結果になる場合も当然ありうる話で、本にするにはリスクが高い。けど、「背景」だけの本は、内容的につまらない(教科書っぽくなりがち)。この本がつまらない、とかではないんだけど、これまで読んだ本に比べると「淡々」という印象があるのは、そういう理由があるんだろうね。だから、こういう時事内容が中心の場合は、もっと即時性の高いメディア(テレビ、新聞、週刊誌など)のほうがいいね。特に池上さんの場合は、テレビで解説を見たほうが、ずーっといいと思う。
この「感想文」を書いている後ろで、ちょうど池上さんの番組をやっている。年末年始、特番もありそうだよね。多分、見ます。だって面白いですからー。

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

さすが!「現実性」満載!!

『社長が知らない秘密の仕組み』橋本陽輔
[18/225]bk1
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★★☆

通販業界にいる限り、その存在を気にせずにはいられないのが「やずや」である。そのストーリーや会社のカラー等が、取り扱いの商材を超えて耳に入ってくる。同じ通販である。伸び切れない会社と、リーディング企業と、何が違うのか...というのは、苦戦が続く中で常に考えていることでもある。しかしながら探してみると「やずや」関係の書籍って、あんまりないんだよねー。やっと見つけたのがこの本なんだけど、そのサクセスストーリーとかそういう類ではなく、その現場で実際に行われている手法を、限りなく現実的に記してある。
結構細かい。もちろん、これを読んで自分の会社にそのまま当てはめれば「やずや」になれるわけではないけれども、正直読んだあとは、試してみたい気持ちでいっぱいになる。これほどの「実用書」はないんでないかな。「顧客ポートフォリオ理論」と呼ばれる、手法について細かく書かれている。この本の監修として名を連ねておられる西野氏が「開発」したもの、ということだが、これを一冊の本として世に出す。これを許容する姿勢、そのものが素敵だと思う。これによって自社が再興した、ともあれば、敢えて世に紹介する必要もないわけだが...お会いしたことはないが、度々お名前は耳にする西野氏の、人間の大きさ、通販「業界」の成長に対する思い、すばらしい方だと思う。こうなりたい、そんな気持ちにさえなる。
先にも書いたが、これを「流用」すれば数値があがるわけでもない。でも、この「仕組み」には、考え、思い、そんな「基本的な」(でも出来ていない)ものが詰まっている。機械的な「仕組み」ではない。それは確かだ。それゆえに、「機械的な仕組み」に限界を感じている自分には、より魅力的に映るんだろう。これは手元においておきたい本である。この「仕組み」を徹底して、その本質に至るまで身につけたい。そうすれば何かが変わる、気がする。

社長が知らない 秘密の仕組み 業種・商品関係なし! 絶対に結果が出る「黄金の法則」

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